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[10133] キュウリエソ>のようですね 
2004/2/3 (火) 21:24:23 小西英人HomePage
▼ 素人さん

 写真ありがとうございます。

 臀鰭発光器群が連続しているので、ムネエソ科のキュウリエソのようですね。ぼく見たことがないので、研究者に問い合わせています。

 ちょっと写真荒れていますけど、もうちょっときれいな写真がアップできて、同定できるなら、図鑑に収録したいです。

 さてさて。標本のことですが、ちょっと書きましょう。

> @どのくらいの個体数が望ましいのか?

 たとえば、その種を研究するのならば、多ければ多いほどよくて、未記載種であって、記載したいのならば、最低でも50個体は欲しいところです。これくらいあれば計数形質も平均的な数値が得られるし、いうことはありません。

 ただ、その研究施設にない種であれば、1個体でも欲しいのです。

 研究者には、2種いまして、自分の研究だけにしか興味がないのが1種、この種は、研究材料以外の標本を集めません。もう1種が、マニアです。これは、せっせせっせと標本を集めて、夜中に、ひとりにっこりするのです。

 基本的には、博物館系の研究者はマニアが多いですね。

 まあ、マニアというだけでなく、あとあとの研究のために、蓄積しておこうというボランティア的な活動でもありますけど。

 たとえば京都大学は、総合博物館と舞鶴の標本館に、東洋一の規模を誇る、京都大学魚類学標本(FAKU)を持っています。ここはできるだけ集めるようにしています。また、DNA標本として筋肉をサンプリングしていますが、こういうことができるようになったのは最近のことなので、ぼくは、いろいろな魚を釣るとできるだけ送りこむようにしています。

 大阪市立自然史博物館の波戸岡清峰さんは、大阪湾の標本は、できるだけ集めるようにしていますし、それ以外の魚も、せっせと集めてはります。そうそう、彼は、「長物のはとやん」でウナギ目、なかでもウツボ科が専門です。去年の秋にも、大西洋のウツボ科を調べに、アフリカの孤島に行っていたくらいです。ながもんを釣ると彼に送ります。

 神奈川県立生命の星。地球博物館の瀬能宏博士も、せっせと標本を集めるタイプです。

 ほかにも、この分類群ならここ、これならここ…と、あるのですが、こういうのがわかるようになるには、やはり情報網がいりますよね。

 また、研究者のみなさんが、けっこう苦労してはるのが、送料なのです。着払いで受けると、なかなか公費扱いができず、かなりの持ち出しになってしまって、ばたばたしたあげく、非常に状態が悪く、データのほとんどない標本がきたりする場合が、けっこうあったりして、それで、ぼくも紹介するのに、ちょっと慎重になったりします。

> A産地の他にどのような情報が必要なのか?(多分採集時期、場所ぐらいでしょうか?)

 データはあればあるほどいいです。

> Bどのような場所に送れば良いのか?(研究機関として、確か釣りサンデーでは京都大学関係の場所を指示されていたように思うのですが…。モノによって欲しい研究機関と要らないと言う研究機関があるようにも思います。)

 これは、もう書いちゃいましたね。

 生きたままのときは、水族館ですね。

 ぼく、水族館系の研究者は、知り合いが少ないのですが、どこでも、連絡して持ちこむと喜んでくれるのではないでしょうか?

                           英人