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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[10256] Re:フサカサゴ科>磯魚(そい)>過去logです 
2004/2/18 (水) 22:22:04 安藤 秀樹
▼ 小西英人さん
英人さま

ソイ論議、楽しく読ませていただきました。感想は、はあ・・・ややこしい、の一言です。ところでふたつほど質問と意見を言わせてください。

まず、ソイとよばれる集団の中にアコウが入っていますね。英人さまは瀬戸内の御出身ですか?広島の呉で育った私は、アコウというと標準和名キジハタで因島あたりで釣れるスズキ目ハタ科の高級魚という先入観があります。ひょっとしてハタ科もソイとよばれるのでしょうか?

つぎに分類学が後ろ向きの学問とおっしゃった某大学(実は私も数年間教鞭をとった経験あり)に憤慨!遺伝子レベルの系統比較が主流となった今日、分類学は最も前向きの学問であり、進化を考える上で強力な武器となります。

私の知っているある先生の御研究のテ−マはシクリッド(カワスズメ科)の進化のメカニズムでして、この魚はヴィクトリア湖が海から隔離されてわずか一万二千年で爆発的な種分化を遂げ、現在は数百の種に分化しております。エンゼルやデイスカスなど熱帯魚屋で人気のあのシクリッドですが、もう形から生態から千差万別です。つまりこの湖はガラパゴス島同様、進化の縮図といえます。

ところがこれらのシクリッドの遺伝子配列を比べてみるとほぼ100%同じなのです。ではなぜこれほど多様な属に別れたかというと、ゲノムの中にほんのちょっと別の配列が割り込んでいるから、という可能性が示唆されています。

ということは、これまで分類学の指標の一つとされてきた形態と生態は、必ずしも絶対のものではなく、姿形はまったく違えど種としては遺伝的距離ゼロの例も少なからず存在する可能性が大です。

私の予感ですが、分子遺伝学の発展によって近い将来分類学に大きなブレ−クスル−、ビッグバンがおこりそうでわくわくしています。御参考までに、http://www.evolution.bio.titech.ac.jp/f_tokutei/tokutei/studyA01.html に要旨があります。

私も魚を使って発生の研究しております。が、釣りはまったくの趣味で楽しんでおりました。でもこのBBSをみているうちにフィ−ルドワ−クとしての釣りも楽しいかも、と思いはじめました。