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[10732] Re:ハタ科>見分け方… 
2004/3/26 (金) 07:26:47 小西英人HomePage
▼ 義経~さん

 そうそう。

 模式産地 Type locality タイプローカリティーなどを調べるのは、むかしは専門の分類屋にしかできなかったのですが、いまでは簡単です。

 アメリカ、カリフォルニアアカデミーののエシュマイヤーが Catalog of Fishes というすべての学名を網羅したデータベースを構築して、公開しているからです。

 カリフォルニアアカデミーのサイトから見てもいいですし、簡単なのは、フィッシュベースの種小名をクリックしてみてください。
http://www.fishbase.org/Eschmeyer/EschPiscesSummary.cfm?ID=7341

 これで、Epinephelus epistictus (Temminck et Schlegel,1842) の原記載論文と、おもな論文、模式産地などが一発で分かります。

 長崎でしょう。

 そういそう。

 模式産地というと、その種の分布の中心を指すと勘違いしている人がいますが、違います。簡単に言うと、ホロタイプなど、その種の学名のもとになった標本が採集された場所を、模式産地といいます。しかし、それが、その場所で採れたのは間違いないですから、そういう意味では、非常に重要な情報です。

 たとえば、ヒラマサ Seriola lalandi Valenciennes,1833 の模式産地はブラジルとなっています。
http://www.fishbase.org/Eschmeyer/EschPiscesSummary.cfm?ID=382

 これは、やはり、おかしいよなと、これだけでも見当がつきます。

 ヒラマサなど、世界のブリ属は、きちんと整理をしなければいけないよなあと思ってしまいます。

 分類学というのは、いつもいつも整理の途中なのです。

                           英人