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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[10745] Re:イトウ>OKです 
2004/3/26 (金) 21:49:13 安藤 秀樹
▼ 小西英人さん

> 管理釣り場のイトウって、やっぱりちょっと可哀想ですね。管理釣り場というのなら、もっと管理して上げたらいいのに…。
>
>                        英人


英人さんの気持ち、イトウについて調べているうちにだんだん痛いほどわかってきました。WEB魚図鑑にいわれている一節「日本最大の淡水魚ともいわれ、魚偏に鬼と書いてイトウと読む。この漢字が似つかわしい凄みのある孤高の大魚だが、悲しいことに減った。かつては本州北部にもいたが、いまでは北海道の北部に限られる。」

この魚の丸太ん棒のような、とてもスマ−トとはいえない鈍重な姿は長い年月を湿原の川で生活してきた証しかもしれませんね。

引き味もシャ−プではなく、戦車を思わせるトルクのあるものでそのためニジマスの瞬発力に感じるヒヤヒヤ感はなく体長のわりに簡単によってきました。

尾鰭の欠損はおそらく釣り人がいったんフラシの中に入れておいて帰り際にリリ−スしたためだと思います。フラシの中で魚は逃げようともがき、尾鰭がすり減っていくそうです。これをキャッチアンドリリ−スだと考えているなら寂しいですね。

イトウが孤高の魚だという意味もよくわかりました。アイヌの大魚伝説にこういうのがあるそうです。昔北海道のある川で大きな魚が泳いでいるオスジカをひとのみにしたそうです。しかしシカの角が突き刺さり死んでしまいました。その魚が横たわると川の流れがせき止められてそこは湖となったそうです。それは支笏湖であり洞爺湖であり阿寒湖であるといわれます。開高健の「私の釣魚大全」にも、その魚が死んだ後に洪水になったとイトウにふれています。今刊行されているある釣り雑誌にもアイヌ語の名前をもつイトウが主人公の連載小説が掲載されています。この魚こそアイヌ語のチライ、つまりイトウなのですね。いまも天然のイトウが釣れる知来別はアイヌ語で「イトウの川」という意味だそうで、札幌市内を流れる追分川はもともと「チライ・オチ」(イトウがたくさんいる川)とよばれていたそうです。いまでは姿はみかけないようですが。

そのように神格化された魚が今では養殖され各地の管理釣り場で簡単に釣ることができます。そのぶんアップしたイトウのようにかわいそうな姿になってしまいます。ですから私はこのような魚は今後WEB図鑑に登録しません。

いつか北海道で尾鰭の切れ込んだ本物のイトウを釣りたい、という夢ができました。