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[15451] 館山>アゴハゼ>OKです 
2004/12/22 (水) 07:51:07 小西英人HomePage
▼ ぷいぷいユッケさん

 研究者によっては、「あくびしてる」といって、口を開けた写真を嫌う人がいますね。

 ぼくは生きているときに撮影しますので、口を閉じたの、軽く開けたの、大きく開けたの、などなどを撮るようにはこころがけています。

 液浸標本になったときは知りませんが、生きているときに、口を強く閉じると、鰓蓋がふくらむというか、撮影中では、こちらにあがってきます。そのために、口から眼から鰓蓋から、すべてにピントを合わせることが難しくなります。また、顔の感じが違って見えます。大きく口を開けても、口の開閉状況を見せるにはよくて、補助的にはいいのですが、メインの写真には、よくないです。

 口を軽く開けている魚は、上顎と下顎も、よく見えるし、上下顎の相対関係も分かりやすいし、鰓蓋もふくらまないし、ちょうどいいなあと、ぼくは思っています。

 「あくびしてる」と、口を開けた魚の写真を嫌う研究者に、なぜかと、聞いたことはないのですが、あれ、標本つくったり、論文に写真を載せるときに、口を閉じておくこと…というような不文律があるのでしょうか?

 『磯採集ガイドブック』これは、面白いですね。

 難しい同定は、瀬能博士に、同定をお願いしたようです。

 どうせなら、瀬能さんが監修をしてくだささっていたら、引用文献として使えたのになあと残念ですが…。

 採集して育てる…、そういう「遊び」をしている人たちですので、大きくして、確認できるから、同定しやすいと言うことはあるのですけど、親になっても同定の難しいものなど、どうやって同定したんだろうと疑問に思うものが多々あります。

 この本は、なぜ、それと同定したかが、あまり書かれていないし、誰が同定したかも、瀬能さんも含めて書かれていません。

 ちょっと、怖いんですよねえ。

 それと、前々からのアクアリストブームで、稚魚の採集というのは、かなりうるさくなっています。あれ、小さな水槽で、稚魚をごっそり採って帰って、それこそ末端価格で数百万円になりますからね。採る奴も、そういうプロは巧妙ですし、漁協などは、稚魚をごっそりやられたらたまらないと、かなり真剣にパトロールしているところもあります。

 捕まったら、ははは、ちょっと欲しかったからって、冗談ではすまされず、警察に突き出されます。道具は没収ですね。

 そういう危険があるところもあるということを、ちょこっとは書いていますけどねえ…。やはり、きちんと書かなければ、アマチュアに危ないことをさせてしまいます。

 大胆な試みとして、インターネットと本を補完して、将来は有料サイトにすると書いていますが、8月に出版して、現在までに、採集図鑑は13種しか登録できていません。まあ、まだ無料運営なのですが、それでも、葉書を出して、パスワードを知らせてもらう会員サイトでの話です。こういうのを打ち出したときは、きちんとやってほしいなあと思います。それでなくても、インターネットは、うさんくさいと思っている人が多いのですから…。本で宣言した以上、メディアの責任というものがあるのです。

 わが、敬愛する荒俣宏を引っぱり込んでいるんだから、もっと、もっと、うまくやって欲しかったなあ…。

 ぼく、若い頃、平凡社の編集者に親しい人がいて、その人から、あれほど有名になる前に、うちの会社に荒俣宏が住みついています…と、噂を聞いていたのでした。

 伝説の研究者…、吉野哲夫と意気投合し、平凡社に行った中坊徹次とも意気投合し、去年は、南紀白浜に採集に行き、荒賀忠一と魚の話で盛りあがり、ほんと、魚だけとっても凄い人のようですね。

 ぼく、逢ったことはないのですけど…。噂は、よく聞きます。

                            英人