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[17372] 渡嘉志久湾>コウワンテグリ>和名について 
2005/4/2 (土) 11:00:25 小西英人HomePage
▼ 野村 智之さん

 忙しくても、顔だけでも出してね!

 ぼく、嬉しいから…。

 コウワンテグリの和名、そういう話は知りませんでした。

 ちょっと調べてみました。

 中坊さんの、"Revision of the Doragonets Found in the Water of Japan,1982" (英文)では、和名を Kowan-teguri としてはります。

 これは「こわん」とも「こうわん」ともとれますね。

 『魚類の形態と検索』(1955年)で、松原喜代松は、コウワンテグリとしています。

 いまと同じですね。

 岡田彌一郎・松原喜代松の『日本産魚類檢索』(1938年)をみると、学名は Neosynchiropus ocellatus (Pallas,1770) ではなく、シノニムとして消された Synchiropus shoe Okada et Ikeda,1937 になっており、和名は「かうわんてぐり」になっています。

 これは、いまの表記に直すと「コウワンテグリ」ですね。

 この岡田・池田の記載論文が、たぶん和名提唱になったと思われます。

 Okada,Y. and H. Ikeda 1937. Notes on the fishes of the Riu-Kiu Islands,II. Pomacetridae and Callionymidae. Bull.Biogeograph.Soc.Japan,7(7):67-95

 というのが、岡田・池田の原記載論文のようです。これは「生物地理学雑誌」かな、こういう論文までは、ぼくのところで、ちょっと調べられないので、ここで止まっちゃいました。

 でも、岡田が原記載して、その翌年に自分が書いた魚類図鑑で「かうわんてぐり」としているのですから、もともと、コウワンテグリだったのではないかと思います。

 ひょっとして、中坊さんの、Kowan-teguri からの勘違いでしょうか?

 どちらにしても、なぜ、「こうわん」なのか、由来は分かりません。

 原記載論文を見たら書いているかもしれませんが、むかしは和名提唱の由来までは書いていないことが多いので、どうでしょうか。

 誰か、由来を知ってはる人いませんか?

 ごめんね。中途半端な結果報告です。           英人