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[24317] イシダイ>ひさ&ひしゃ 
▽ 2006/2/20 (月) 10:10:11 ▽ 小西英人 〔HomePage〕
▼ 服部堂さん

 『新釈魚名考』榮川省造著 1982年 青銅企画出版 から、引用しますね。

 この本、ぼくの愛読書です。いろいろありますが、名著だと思います。これも【遊魚亭】で紹介しなければと思いつつ、さぼっております。

 イシダイは、九州・山陰で、「ひさ」「ひしゃ」と呼ばれます。

 それでは、榮川翁の言葉を引用します。

 イシダイの呼名は、「石のように堅い歯を持っているからだ」という説もあるけれど(桧山博士の説)延喜式には《ヒサウオ》と記録されている。《ヒサ》は、《ヒス・ヒシ》と同義の古い漁業用語で、海中の「磯・岩礁」のことであるから、イシダイとは、「磯魚・岩礁魚」の意と解することもできるが、《ヒサ》は《イサ》と同義語であるから、ヒサウオ=イサウオ=斑魚、即ち「斑入りの魚・縦縞」の意と見る方が妥当であろう地方名にも「縞」に関連する物が多い。

 としています。それでイサキなども、斑(いさ)のある魚という意味であるとしています。この「いさ」は、各辞書の斑葉(いさは)と同じだとも書いています。

 ぼくは、ここまで調べはったのなら、素直に、「ひさ」は「磯」でいいのではないかと、ふと思っていましますけど、榮川翁の迫力に負けると、斑という意味なんでしょうね。

                           英人