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[25024] Re:魚の知識を深めたいのですが・・・ 
▽ 2006/4/3 (月) 06:42:42 ▽ 小西英人 〔HomePage〕
▼ 黄色さん

> 魚については、主に2つの事が知りたいです。
> 1つめは、魚の種類をもっと知りたいです。
> 2つめは、魚の生態などを深く知りたいです。


 黄色さんが、おいくつかわかりませんが、学生さんだろうと思われます。魚類学の文献は高価な物が多く、これとこれがいいよと、簡単に学生さんには言いにくいですね。

 とにかく、若いときは、乱読を進めます。なんでもかんでも読むべきです。魚雑学本みたいなものは、ほとんどが、かなり、いい加減なことを書いていますが、そのいい加減さを、教えてもらうのではなく、自分で、喝破できるほど、若いときは乱読するべきです。

 魚の種類を知りたい、きちんとした魚類図鑑は、どれも高価です。また、魚類図鑑は、基本的には一覧しかしていません。高位分類まで含め系統分類学的に、きちんと解説した教科書は、1955年の『魚類の形態と検索』からこちら、まあ、でていません。この本は、古書店で10万を超えます。また購入したとしても、内容は古くなっています。これだけを読んでも、駄目なのです。いまの知識を身につけた上で解剖学的な基礎として読むのにいい本です。

 とにかく知りたいのなら、図書館で、きちんとした本を乱読してください。ほんとうに知りたいのなら、魚類学のある大学図書館くらいでなければ無理だと思うし、それでも、ほんとうに重要な文献は、公開されていません。

 魚類生態も、個々の本は、ぱらぱらあっても、きちんとまとめられた物はありません。

 ぼくは英語を読めませんが、ほんとうに重要なものは、いま世界中ででている論文であって、その論文は、これはというものは、日本人でも英語で書きます。

 また、教科書も、英語しかない場合が多いです。

 中坊さんが、いっていましたが、学部の学生に生態学を講義するのに、魚類でいいテキストがなく、鳥類であるから、鳥でやったらしいのですが、このテキストは翻訳が無く、仕込みを英語でやったらしいのです。そして一回目の講義の時、面倒になって英語でやっっちゃった。しかし、さすが京大、学部学生でも、英語の講義で付いてきたということです。ふるい落としたかったらしいのですが…。

 大学院に入りたい学部学生がたずねてくると、英語の分厚い教科書を数冊指定して、とにかく、それを読んでから、またおいでと追い返しています。

 ぼくは英語が読めないのが、ほんとうに悔しいです。

 ほんとうに魚類学をきちんとやりたいのなら、計画的に英語をやるべきだと思いますよ。

 簡単な魚類学の教科書でも、数千円から数万円、すぐにしてしまいますので、具体的なことは書きません。

                             英人