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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[23793] 新種&変更>ヒゲダイ&ヒゲソリダイ 
2006/1/9 (月) 19:59:25 小西英人HomePage
▼ みなさん

 去年の暮れに、ヒゲソリダイの学名が、いままでヒゲダイとされていた学名のシノニムとされてかわり、日本産ヒゲダイは新種記載されました。


 岩槻幸雄博士と中坊徹次博士により、アメリカのコペイアで記載されました。

 Iwatsuki and Nakabo(2005) Copeia, 2005(4): 854-867.

■ヒゲダイ【WEB魚図鑑】より
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000796_1.htm

 これが新種になっています。

 いままで

 Hapalogenys nigripinnis (Temminck and Schlegel,1844)

 とされていましたが、これがヒゲソリダイになって、日本産ヒゲダイは新種になったのです。

 Hapalogenys sennin Iwatsuki and Nakabo,2005

■ヒゲソリダイ【WEB魚図鑑】より
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000632_1.htm

 これはいままで

 Hapalogenys nitens Richardson,1844

 とされていましたが、岩槻と中坊により

 Hapalogenys nigripinnis (Schlegel in Temminck and Schlegel,1843)

 とされました。

 学名の変更と新種を報告しておきますね。

                           英人

ps
 いま、ちょっとばたばたしているので、それぞれの解説の書き直しは、また、あとでやります。

[23802] 学名>ヒゲダイ種小名の由来は… 
2006/1/10 (火) 18:14:02 小西英人HomePage
▼ みなさん

 新種になったヒゲダイ

 Hapalogenys sennin Iwatsuki and Nakabo,2005

 これ、アメリカのコペイアで発表されており、ぼく、コペイアをとっていないので記載論文が読めず、種小名の由来がわかりませんでした。

 中坊さんに聞いたら、ひげをはやして単独行動をするから「仙人」という日本語からとったそうです。岩槻さんの提案だそうです。

 学名を命名するとき、研究者でも、分類学を知らない人は、学名は、ラテン語化したギリシャ語でなければいけないと平気でいいます。

 いつやら、これで、ある研究者に怒られて…、でも、日本語の学名などいっぱいあるのに、そう力説する研究者も困ったもんです。ジョルダンやスナイダーは、かなり日本語の学名をつけています。

 ただし、学名は何語でもかまいません(アルファベットを持たない言語でも)が、ラテン語アルファベットでつづらなければいけません。こういうと難しいようですが、簡単にいえばアルファベット26文字で綴ればいいのです。もともとラテン語には、wはないとか、Kは外国語に使うとか、ちょっと「くせ」があるのですが、まあ、ふつうのアルファベットを使ってもいいのです。

 日本語で学名をつくった場合、読みは、その言語の読みでいいのでしょうね。学名に読みの決まりはなく、ラテン語で読む人と、英語で読む人がいます。

 Hapalogenys sennin Iwatsuki and Nakabo,2005

 だから、ラテン語読みすると、たぶん

 ハパロゲニス センニン

 英語読みだと、どう読むのだろうなあ…。

                         英人

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