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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[48598] Re3:質問です。 
▽ 2008/12/6 (土) 18:06:53 ▽ ぷいぷいユッケ 〔HomePage〕
▼ むらにぃさん
▼ みなさん


> なるほど、世代間倫理・生命倫理・環境倫理…
> 今の我々にはなくてはならないテーマのような気がします。
> こういった考え方は生物学のテーマを超えるものではありますが、
> それだけに社会と科学をつなげる大切なものですね。


日本古来の風習は,こういった道徳が非常に発達していたと感じさせられることが多いです。
よく江戸時代は自然共生社会の見本だといわれるのですが,私もかなり的を得ていると思っています。
欧米文化では昔から自然は克服すべき対象であり,日本とは大きく認識が異なっていたようです。
(こういった背景は環境思想史と呼ばれる分野になります)

今や日本の現代社会は,江戸時代までのような自然共生型の風習が,欧米文化の移入や科学・技術・科学技術の発展と共に廃れてきています。
それは人々の生活が,自然環境との関わりの大半を失い,一人一人が自然環境へ注意を払うことが限られるようになったことを意味します。
つまり,人々が自然環境の重要な意味の篭った変遷や遷移を,肌身をもって感じられなくなってしまったということです。
環境問題の本質は,ここにあるという環境倫理学者の指摘があります(東大院の鬼頭先生による社会的リンク論です)。

私は,世界中の至るところで人々と自然環境との“リンク”が切れた状態に陥ってしまっているという現況こそが,資本主義社会体制の脆弱性であると思っています。

生態系サービスは,たとえ再生産可能な資源であっても,持続可能なラインを超えた利用は枯渇に繋がります。
全ての生態系サービスはそういう意味で無限ではないという認識というか,想定が,資本主義の社会体制には大きく欠落していると思えてなりません。


専門領域内だとつい熱が入って書きすぎてしまうので,
だいぶ,外来魚問題から脱線してしまってますが……^^;;


ところで,少し同じスレッド内で話題になっている,
「外来魚は釣ったその場で処理する」
ということに関しては,生態学でいう「物質循環」の観点から見ると,「地産地消」という原始的なフローに近いので,その点で評価されているのかなと思います。

但し,外来種が定着した場合,物質循環が在来生態系のものからどのように変化したか?をしっかり吟味して,その処理方法の検討も行う必要があると思います。

まぁ,学問領域として未熟なので,そんなレベルの研究に着手できる状態ではないかもしれませんが……。