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[65655] Re3:三四郎池>学の無い看板 
2010/7/12 (月) 22:55:02 田中宏幸
▼ ぷいぷいユッケさん

 いや、目から鱗の解説でした。例を取って面白く聞かせてもらえて感謝します。昔ながらの生態系に人工の手を入れず、あくまでも自然体の変化を見守るという姿勢なのですね。


> ビオトープというものは,生物を系外から導入することをしません。
> 環境さえ整えれば,あとはわざわざ生物を他所から導入しなくても,周囲からトンボやゲンゴロウとかが勝手にビオトープ内に入ってきて,豊かな生物相になっていきますよ。
> 魚も川とかから入ってきますよ。
>
> という感じです。
>
> そもそも,生態系は常に変化して,バランスを保っているものですので,完成形はありません。常に過渡期であり,微妙なバランスと過去の履歴のもとに成立しているものです。
> 常にどんな系でも動的なものなのです。そのため,構築するような代物ではありません。
>
> そして,コイは採食や底泥撹乱を通じて,沈水植物が繁茂する系から,植物プランクトンの優占する濁った系へとレジームシフトを引き起こす,生態系エンジニア種として知られます(生態系改変を引き起こす種なのです)。
>
> 日本では観賞魚としての需要が高いため,あるいは昔からいると思われているため,あまり生態系を不可逆に近い形で変えてしまう生き物というイメージはないのでしょうが,世界的にはオオクチバスやウシガエルなどとともにIUCNの「世界の侵略的な外来種ワースト100」に選定されているほどです。
>
> 近年,日本には在来型のコイと,大陸由来の導入型のコイの2タイプ(2種に分けられる可能性が高い)存在していることが明らかとなっています。
> しかし,色コイは導入型であり,そもそも日本古来の生き物ではありません。また,在来型のコイは,導入型に比べて栄養段階が高く,底泥撹乱の影響も少ないことがわかっています。
>
> それでも,観賞用としてのコイの価値に重きをおくのであれば,わざわざ悪い影響を及ぼすことが知られている生態系の話を出すのではなく,そのまま「観賞魚として入れてあるので,獲らないでください」というような表記にすれば良いのです。
>
> ここで生態系の話をここで出すのであれば,むしろコイは駆除した方が良い対象となると思います。
>
> まぁ,けっこう個人的な考え&意見かもしれませんけど,的は大きく外していないと思います。