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[12238] 新刊>『漁師町のうめぇモン!』 
2004/7/19 (月) 09:27:31 小西英人HomePage
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■『漁師町のうめぇモン!』(西潟正人著・生活情報センター・定価1400円+税)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486126135X/qid%3D1090196981/250-4458660-0755456

▼ みなさん

 西潟さんが、このまえ本を出したので紹介しましょう!

 西潟さんは、このごろ、【さかなBBS】に顔を出してくれませんが、まえは、書きまくってくれてはりました。

 逗子で、地魚料理専門店をやってはります。いや「さすらいの魚好き」です。漁師と、わいわいやりながら、漁師の魚料理を書いた本が、いままで何冊かでています。

 本から引用しても、おもしろくないので、【さかなBBS】から、西潟さんの言葉を一部引用しちゃいましょう。アイゴの料理に関する言葉です。

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生き物を食するにあたって。「臭い」「クセがある」は適切ではありません。臭いは「香り」クセは「個性」です。アイゴは味わえば味わうほど香り高く、魅力的な個性に溢れています。ややこんがりと焼けた皮と、身と骨をハグリと噛みしめましょう。アイゴをバカにする釣り人は友達じゃないと確信するでしょう(笑)。
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 ほんとの釣り人、ほんとの漁師の言葉です。この人の前で、アイゴの身には独特のにおいがあり、食味に関して毀誉褒貶が激しく…、なんて、うっかり書くと、おめえは友達じゃねえと殴られそうです。

 それくらい迫力がある、料理人です。

 西潟さんのアイゴ料理の全文は、下にあります。

http://fishing-forum.org/cgi-bin/zk_bbs/zcyclame.cgi?ol=200312&tree=c9715

 ついでに、ゴンズイ料理もいいですよ。

■西潟流、釣り人の魚料理。Gゴンズイ
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zk_bbs/zcyclame.cgi?ol=200206&tree=c1397

 そんな西潟さんが、『日刊ゲンダイ』に2001年〜2003年まで連載していたのが『漁師町のうめぇモン!』です。それに加筆修正して、刊行されたのです。

 西潟さんは、三浦半島の漁師とのつきあいが多かったのですが、漁師町を訪ねる海岸線の旅に出たのが、この連載、北海道から、沖縄まで、ふらりと車に飛び乗ってでかけて、ふらりふらりと海岸線を走ります。

 海と隔絶され、渋滞に苦しめられる道もあります。日本の古来のたくましさを持った町もあります。西潟流の見方で、西潟流の短文が、威勢よく、小気味よく、ぽんぽんぽんぽん並んでいきます。

 これは、いまの漁師町を活写した「断章」でしょう。この断章で西潟ワールドを感じられなきゃ、おめえは魚好きじゃねえ…なんて、西潟さんに殴られても、ぼくは知らないからね。

                       英人

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