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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[45783] 教えてください。 
2008/8/22 (金) 18:58:24 隊長
◆画像拡大
本日、マテアジの切り身で釣り上げました!

シマヒイラギでしょうか?あまり自信がありません。

よろしくお願いします。

場所 フィリピン(サマール島)
水深 25m
餌  マテアジ切り身

[45805] Re:教えてください。 
2008/8/23 (土) 15:28:43 もとフグ屋
▼ 隊長さん
> 本日、マテアジの切り身で釣り上げました!
>
> シマヒイラギでしょうか?あまり自信がありません。


背鰭第2棘の伸長、体側横帯の数、体側中央の黄色班の特徴から、シマヒイラギでよろしいかと思います。

[45811] Re2:教えてください。 
2008/8/23 (土) 16:22:54 もとフグ屋
> ▼ 隊長さん

フィリピンということで、ちょっと気になったので南方の魚の資料を調べてみました。

キホシヒイラギ Leiognathus smithursti(和名は久新他(1982)で提唱)がちょっと体型が似ています。でも、キホシヒイラギは背鰭第2棘に加えて、臀鰭第2棘も糸状に伸長するので、シマヒイラギと区別出来ると思います。

キホシヒイラギの分布は、西部太平洋・南シナ海ということなので、そちらで似たようなヒイラギが釣れた時は注意してみて下さい。

[45814] Re3:教えてください。 
2008/8/23 (土) 19:30:58 隊長
◆画像拡大
▼ もとフグ屋さん
詳しいご解説ありがとうございます!
今日釣りをしていたら違うヒイラギの種類が釣れました!
下の個体はシマヒイラギだとおもうのですが、上の個体が分かりません。
背鰭は長く伸びていませんでした。
ご存知でしたら教えてください。

[45818] Re4:教えてください。 
2008/8/24 (日) 00:54:44 もとフグ屋
▼ 隊長さん

これは難しいですね。ヒイラギ科はかなり難しいので、いいかげんなことはいえないのですが・・・・

口が前方に伸出しているように見えるので、そうするとコバンヒイラギ属となるのですが、手持ちの資料には同属はコバンヒイラギしか載っていません。
コバンヒイラギは両顎に犬歯状歯があること、胸鰭前方の肩帯部にある凹みは深くて明瞭、前鰓蓋骨の下縁が鋸歯状などが特徴とありますが、写真からは確認出来ません。また、側線より上方の体側に暗褐色の不規則帯があり、体側中央部には黄褐色点が並ぶともあるのですが、これまたよくわかりませんが。でも不規則帯らしきはあるような?

写真では背鰭と臀鰭の棘部が黄色あるいはオレンジ色っぽく見えるので、ネッタイヒイラギにも似ているような感じもします。

すみませんが、どなたか詳しい方にお願い致します。

[45820] Re5:教えてください。 
2008/8/24 (日) 02:50:48 隊長
▼ もとフグ屋さん
色々調べていただきありがとうございます。

急いでいてろくな写真が撮れませんでした。コバンヒイラギをはじめ3種類ほど釣れるのですが、私もよく分かりません。
違いが分かるように詳しく写真を撮ってみますね。

[45826] Re5:教えてください。 
2008/8/24 (日) 10:18:39 ぶー
▼ もとフグ屋さん
> ▼ 隊長さん

上の個体は背鰭のオレンジ色の斑紋、体側背側の虫食い状の斑紋でネッタイヒイラギで
良いと思います。


下の個体はわかりませんが、
背鰭、尻鰭(多分)が長く伸びる、眼の上から盛り上がる形状、体側中央の
黄色班をキーにフィッシュベースで探すとこれかなと思います。
http://www.fishbase.org/summary/SpeciesSummary.php?id=59023

タガログ語でSapsapと呼ばれているようです。
和名はキホシヒイラギとなっていました。

[45835] Re6:教えてください。 
2008/8/24 (日) 22:54:53 隊長
▼ ぶーさん
> ▼ もとフグ屋さん
ありがとうございます。

今回教えていただいた特徴を次回釣れたらよく観察してみます。


[45870] Re7:教えてください。 
2008/8/26 (火) 01:50:06 もとフグ屋
▼ 隊長さん

コバンヒイラギなのですが、私が見ていた資料、『南シナ海の魚類』(久新他(1982))のコバンヒイラギの写真は、その後2000年に三重大学の木村先生らがヒシコバンヒイラギGazza rhombea として新種記載されたものであることがわかりました。

木村先生らは、ヒイラギ科分類の再検討の研究を進められていて、新種もいくつか出ていますし、属の変更などもあるようです。

ちょっと勉強してみます!!

[45871] Re6:教えてください。 
2008/8/26 (火) 02:22:34 もとフグ屋
▼ ぶーさん
> > ▼ 隊長さん
>
> 上の個体は背鰭のオレンジ色の斑紋、体側背側の虫食い状の斑紋でネッタイヒイラギで
> 良いと思います。


やっぱり、ネッタイヒイラギですか。

> 下の個体はわかりませんが、
> 背鰭、尻鰭(多分)が長く伸びる、眼の上から盛り上がる形状、体側中央の
> 黄色班をキーにフィッシュベースで探すとこれかなと思います。
> http://www.fishbase.org/summary/SpeciesSummary.php?id=59023
>
> タガログ語でSapsapと呼ばれているようです。
> 和名はキホシヒイラギとなっていました。


そうですね、体側の横帯もない(少しありますか?)のでキホシヒイラギのように見えます。
フィッシュベースでは種小名が変更になていますが、久新他(1982)のキホシヒイラギと同種のようです。

[45908] Re7:教えてください。 
  【魚図鑑参照】
2008/8/26 (火) 23:30:53 隊長
◆画像拡大
▼ もとフグ屋さん
> ▼ ぶーさん
ありがとうございます。昨日、新しく釣りましたので載せますね。
改めてよろしくお願い致します。

[45909] Re8:教えてください。 
2008/8/26 (火) 23:32:33 隊長
◆画像拡大
シリ鰭です。

[45914] Re9:教えてください。 
2008/8/27 (水) 00:33:33 もとフグ屋
▼ 隊長さん
> シリ鰭です。

これは、キホシヒイラギでよいのではないでしょうか?
でも、臀鰭第2棘がもっと長いものと、この写真のようにやや短いのがいるようです?
ぶーさんのご紹介してくださったフィッシュベース
http://www.fishbase.org/summary/SpeciesSummary.php?id=59023
このサイトの2枚の写真は、長いのとそうでないもののようです。

それから、種名は同じサイトで調べると、Sparks(2006)によって Leiognathus smithurstiは、L. longispinisのシニアシノニムということで変更されているようです。

もうひとつついでに、木村他(2008)はLeiognathus 属の和名をこれまでの『ヒイラギ』属から『セイタカヒイラギ』属(新称)としています。

[45918] Re10:教えてください。 
2008/8/27 (水) 01:08:46 ぶー
▼ もとフグ屋さん
> ▼ 隊長さん

ヒイラギの仲間はまだ混乱が続いているようで
いろいろとややこしいのですね。

フィリピンなどは宝庫ですので、またいろいろと
見せてください。

[45928] Re11:教えてください。 
  【魚図鑑参照】
2008/8/27 (水) 07:55:07 隊長
◆画像拡大
▼ ぶーさん
> ▼ もとフグ屋さん
様々なヒイラギがいてほんと混乱してしまいます。色々と教えて下さって本当にありがとうございます。

またまた市場でまだ見たことのないヒイラギの仲間を発見しました。

場所 タクロバン市場

[45949] Re12:教えてください。 
2008/8/27 (水) 23:42:58 ぶー
▼ 隊長さん

> またまた市場でまだ見たことのないヒイラギの仲間を発見しました。

セイタカヒイラギで良いと思います。
私のフィリピンの市場の画像も載っています。
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000996_1.htm

他の魚種も含めて図鑑登録していただければと思います。

[45955] Re13:教えてください。 
2008/8/28 (木) 00:12:54 隊長
▼ ぶーさん
ありがとうございます。
図鑑登録させてもらいますね。

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