メジャーを添えたデジカメ写真の投稿で行う釣り大会に参加する時に、必要になるのが写真の加工テクニック。特にトリミング、リサイズ、JPEG保存は避けて通れません。

ここでは、誰でも無料で入手できるフリーウエア”ＶＩＸ”を使う簡単な方法をご紹介します。もちろん、デジカメ添付の画像加工プログラムなどをお持ちの方は、そちらを使っていただいてかまいません。ここではあくまで「写真加工などお手上げどす」とか、それに近い方を対象にしています。

まずはＶＩＸをダウンロードしよう。

Ｋ＿ＯＫＡＤＡさん作のＶＩＸは、本来統合画像ビューアーなのですが、写真の簡単な加工もでき、操作性も良いソフトです。ホームページからダウンロードして使わせていただきましょう。

必要なデジカメのスペック

釣りフォーラムが開催する大物釣りコンテストの画像基準は、
●横幅600ピクセル以上
●サイズは80Kバイト以下
●メジャーのミリの単位が確認できる写真
となっています。

これを撮るために必要なデジカメのスペックは、８０万画素以上あればＯＫ。1024ピクセル×768ピクセルの写真を撮るのに、８０万画素あればいいのです。欲をいえば、120万画素以上で２〜３倍のズームがついているものがいいですね。

写真の撮り方のポイント

●なるべく画面いっぱいに撮ること。
画面の真ん中にちょこんと日の丸みたいに写してしまうと、どうしても小さな写真になってしまいます。加工は、縮小はできても拡大はできないということを覚えておいてください。

●横幅1024ピクセル以上で撮ること。
カメラの設定でこのようにしておいてください。

●手ブレに気をつけて。
シャッターはなるべく静かに押します。脇をしめ、息を止めて押すくらいのつもりで。魚を撮るというより、メジャーの目盛りを撮ることを意識するとよいと思います。

●フラッシュあり、なしの両方撮っておくこと。
まず、オートフラッシュで撮り、発光しない場合は、念のため強制発光でも撮っておきます。後で、どちらか鮮明な方を選んでください。

さて、大物が釣れて、写真を撮ってきました。
さっそく加工に移りましょう。例題のキスは小さいのであしからず(^^;)。

起動と写真の読み込み

まず、ＶＩＸを起動して、写真を読み込んでください。ここでは横幅1024ピクセルの写真を例にします。
こんな感じです。キスは細長い魚なので、どうしても上下が空いてしまいますね。

トリミング

加工の目的は、「なるべく大きく鮮明な絵で、80Kバイト以下におさめる」ことです。最初に、無駄な部分を省くトリミングから始めましょう。

１）「編集」から「トリミング」を選択します。

２）次にこんな画面が出てきますが、無視して（実行など押さずに）、マウスで切り抜きたい範囲をドラッグしてください。

３）マウスで範囲指定中の画面は、こんなのです。

４）気に入った範囲を選択したら、２）画面の実行を押してください。
これでトリミングが完了しました。簡単ですね(^_^)。

JPEG保存と圧縮率変更

トリミングした画像は、横幅864ピクセルになりました。このくらいの大きさがあれば、メジャーを読むのも楽ですので、これ以上小さくせずに（リサイズを省略して）、このままJPEG形式で保存してみましょう。

１）トリミング画像を表示させたまま、「ファイル」から「JPEGで保存」を選択します。

２）次の画面では、「プレビュー」をチェックしてください。右側に加工後の写真が、左の「サイズ」という枠の中に、サイズが出てきます。

写真クリックで拡大します。（875×414 64Kバイト）

３）「画質」のバーを左右に動かしながら、「メジャーのミリ単位が読めて60Kバイト以下におさまる」場所を決めてください。バーを変化させるたびに「プレビュー」を押して確認します。良いと思ったら、「次へ」をクリックして、名前をつければＯＫです。

４）横幅864ピクセル、ファイルサイズ45Kバイトの写真が出来上がり(^_^)。

写真クリックで拡大します。(864×319 45Kバイト)

リサイズの方法

写真を横幅2048ピクセルなど、大きな絵で撮った時には、トリミングの後に、リサイズ機能を使って縮小する必要があります。大体、700〜800ピクセルあたりを目安にしてください。

１）「編集」から「リサイズ」を選択します。

２）次の画面で、「縦横比を変えない」にチェックしたまま、縮小したいサイズを入力してＯＫを押します。

その後、上に説明しましたJPEG保存を行ってください。


以上です。ちなみに検寸台を使うと、もっと撮影が楽になりますし、背景がシンプルになりますので、ファイルサイズも苦労なく落とすことができます。。「検寸台を作っちゃおう」をごらん下さい。

楽しいイベントふるってご参加くださいね(^_^)。