2007年9月24日

映画>沈黙の艦隊2

『沈黙の艦隊2』(高橋良輔監督/1995)。

このシリーズの「映画」は劇場版があったのかどうかサダカではない。どうもなかったような気がする。

DVDは『沈黙の艦隊』『沈黙の艦隊2』の二本が出ており、前者はVOYAGE1、今日観たやつはVOYAGE2と3がまとめて収録されている。一作目で黙々と原潜を乗っ取り、黙々と米空母を沈めたりなどした海江田二佐は、今作では独立軍事国家やまとの元首となり、日本に友好条約の締結を要求する。

国家といっても補給基地も持たない原潜であるからして、放っておくとすぐに干上がる。かといって放っておけばいいかというと、相手はなにしろ核を持つテロリスト(米側の見方)であるからして、危険きわまりない。

「かの国の孤立を防ぐために」という、どこかで聞いたような理由でもって日本はやまとと条約(実際には同盟であり、日本の核武装であるわけだが)を結ぶ。このような展開なので、今回、海江田元首は非常に多弁であり、世界に向けて生中継された条約交渉の場で、「超国家軍の創設」という持論を述べる。

米国中心の世界の枠組みを変えてしまおうという提案だから、当然、アメリカは黙っておらず、極秘に建造された「やまと」の同型艦を派遣して、これを叩き沈めてしまおうとする。...というような物語。

大変面白かったけど、これを観てコミックを全巻揃えてみようとか、ゲームをやってみようとかいうことはない。まだほかの映画も観なくてはいけないもの。

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