2008年1月20日

映画>猿の惑星

『猿の惑星』(フランクリン・J・シャフナー 監督/1968)。

いや、なかなか面白い映画でありました。この映画、『続・猿の惑星』『新・猿の惑星』『猿の惑星 征服』と、ほぼ毎年のように続編が作られ、73年に『最後の猿の惑星』が出来て、これで最後だろうと思ったら、2001年に『PLANET OF THE APES/猿の惑星』という、タイトルはオリジナルのままのリメイク版ができて、これがラジー賞を三部門で受賞するという、世間で評判の映画であったらしいわけです。

ニホンでは、岡田真澄さんの、あのメイクで長く親しまれてきたわけですが、今夜のは68年の一作目。いろいろ、設定的におかしなところは多々あるけれど、結局、最後まで飽きもせずに見せてしまうのだから、映画としてはヨイとしかいいようがないのです。

全体の作りとしては、何もかも、ほどほど。不必要にあおるわけでもなく、これみよがしのアクションがあるわけでもなく、怖がらせもせず、びっくりもさせずに、ほどほどに進んでいき、ほどほどに終わる。自分が観る映画の7割くらいは、こんなのに当るといいなあ、という映画でありました。

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