さかなBBSトップ
魚のことならおまかせ。WEBさかな図鑑
釣具の通販・Gear-Lab
HOME 似たもの検索  携帯版  | Gear-Lab

新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

WEB魚図鑑では、2013/7/25より新しいコミュニティをオープンしました。 「このお魚何?」というQ&A専用のページもあります。是非新しいコミュニティを使ってみてください。新コミュへの投稿はズカンドットコムへのアカウント登録が必要です。2013年1月以前にWEB魚図鑑へ投稿したことのある方はアカウントの引き継ぎを行うことができます。


[このスレッドを表示]

[3344] ホシササノハベラ>合格です 
2002/10/31 (木) 07:04:06 小西英人
▼ 渡辺謙司さん

 『新さかな大図鑑』初版のササノハベラ属の同定は、すべてあっていますよ。

 『似たモン魚譜』のスクラップは事務所に置いてあるので、また、後で見ますね。

                           英人
ps
 魚って、わけわからんままに見ていて、ぱああっと見えてきたとき、ほんとうに興奮しますね。この辺が、分類屋という研究者にとっても、たぶん悦楽なのだと思います。

 たとえていえば、頂上も見えず、ひたすら足下を見つめて山を登っていて、気がついたら、ぱああああっと壮大な景色が360度、すべて見えて、頂上に立っていたという、いきなりの快感です。

 ぼくらは、それを「追体験」するわけですが、研究者は、世界で初めて、それを見るわけですから、世界初登頂と同じようなものです。山の世界で未踏峰はなくなりましたけど、魚は、まだまだあります。

 ササノハベラも、ながいこと、赤いのは「沖合型」「海洋型」などといわれ、ひどい図鑑になると「婚姻色」などと書かれながら、研究者も誰も、「ササノハベラ」1種で不思議に思っていなかったのです。

 馬渕博士は、それを潜水観察していて、生態行動から、分離してしまったのですね。すごい観察力だと思います。動物行動学とか生態学とか、最先端のようにいわれますが、もし、馬渕博士の眼力がなく、ササノハベラを、ササノハベラとしか認識せずに、産卵生態行動を記録して、それを論文にしていたら、その研究は2種を混同していたものだから、まったく無意味なものになっていたでしょう。そういう意味で、分類学こそ、生物学の基礎中の基礎になるのです。

 馬渕博士は、それを解決するために、まず分類から中坊博士の門をたたいて、はじめたのです。そのころから、ぼく、聞いていましたから、ササノハベラにしか見えなかったものが、ホシササノハベラとアカササノハベラに分かれて見え始めたとき、馬渕、中坊の追体験をしているようで、ほんと、興奮しました。

 それで、分かったような気になっていても、また、分からんのがでてくるから、恐ろしいといおうか、おもしろいといおうか…。

 渡辺さんも、はまりはじめていますね。