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新コミュニティ(掲示板)オープンのお知らせ

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[4059] 福島県いわき市に行きました 
2002/12/29 (日) 13:49:28 さとう
◆画像拡大
たまには、話題提供をしたいと思います。

先日、福島県いわき市へ行ってきました。小名浜漁港など
市場巡りをしたときの写真です。釣りじゃないですけど、たまには
こんな写真もどうでしょうか。

小名浜漁港です。朝4:00ごろ、すでに、仕分けの作業が始まっていました。
昔は、沖合遠洋漁業の基地として随分にぎわったとのことですが、近年は、
漁船、水揚げともに随分減ったそうです。


[4060] 小名浜>どんな魚があがっていましたか? 
2002/12/29 (日) 14:01:08 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 話題提供、ありがとうございます。

 写真は図鑑に投稿されていましたが、修正しておきました。

 小名浜漁港は有名ですが、ぼくは行ったことありません。

 どんな魚があがっていましたか?        英人

[4063] Re:小名浜>どんな魚があがっていましたか? 
2002/12/29 (日) 14:26:18 さとう
▼ 小西英人さん

こんにちは。

底曳網でとれる魚を見に行きました。
小名浜、四ツ倉、久ノ浜漁港を回りました。

主なものは、シロザメ、マアナゴ、ギス、マルアオメエソ、タラ類、チゴダラ、
アイナメ類、ユメカサゴ、マトウダイ、ニベ類、マアジ、メバル類(メバル、
キツネメバルだったかなぁ、これは刺網です)、ヤナギムシガレイ、ババガレイ、ムシガレイ、ヒラメ類、ウマズラハギ、ヒガンフグ、ショウサイフグ、マフグ、
ズワイガニ、ヤナギダコ、イカ類、ほっき貝などです。

いわきに到着した次の日が、ズワイガニ漁の解禁日でした。小名浜ではなくて、
もう少し北の原釜では水揚げ量が随分あるそうです。

少し、写真を投稿しますね。


[4061] 底曳漁獲物 
2002/12/29 (日) 14:04:42 さとう
◆画像拡大
底曳網でとれた漁獲物です。

ユメカサゴ、タチウオ、マダラ類、アイナメ類などです。
ユメカサゴは小さくても結構いい値段です。

[4062] マルアオメエソ 
2002/12/29 (日) 14:12:44 さとう
◆画像拡大
いわき市の魚にされたマルアオメソです。15cmぐらいの小型の魚です。
目が緑色に光ることからメヒカリと呼ばれています。底曳で大量にとれます。

南日本の太平洋側には近似種のアオメエソが生息しています。
静岡、愛知、高知、宮崎、鹿児島などでも地魚として売り出しています。

干物や唐揚げにして食べると美味しいです。
最近は値段もあがり、愛知産のアオメエソが、いわき市まできているそうです。
土産物屋さんでは20匹で1500円ぐらいです。

[4081] マルアオメエソ>アオメエソとの関係は… 
2002/12/30 (月) 07:46:46 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 アオメエソ類のような深海の小魚は、釣り人は苦手です。ぼくは、まったくわかりません。さとうさんは、お得意ですね。

 岡村大先生は、マルアオメエソをアオメエソのシノニム(同物異名=同じ物に違う名前がついちゃってる)の可能性が高いとしていて、中坊さんも『日本産魚類検索 第二版』で、それを引用しながら、暫定的にわけておいたと注記を入れ、いちばんめのキーには相模湾以南がアオメエソ、銚子以北がマルアオメエソとしています。

 頭長と眼径が、やや違うと岡村さんは書かれていますが、どうなんでしょう、専門家が見はって、形態的な差異はありますか?

 形態的な差異があって地理的な分布であれば、海水魚ではあまりやりませんが、亜種と考える方法もあるのでしょうか。

 銚子で分かれるのなら、親潮系群と、黒潮系群(うっかり定義せずに系群を使うと中坊さんにしばかれるかもしれませんけど)のようなものがあるのでしょうか。

 また、クライン(地理的な傾斜。魚ではあまり報告例がないのですが、哺乳類の体のおおきさなどは南北の温度によって連続的に変わっていきます)の可能性もあるのでしょうか。

                             英人

[4088] Re:マルアオメエソ>アオメエソとの関係は… 
2002/12/30 (月) 09:34:57 さとう
小西さん、こんにちは。

実は、この問題を研究しようと思い、いわき市にいったんです。
実際に自分の目で見ないとなんともいえないですものね。

アオメエソ、マルアオメエソは随分前から同種なのか、別種なのか、
問題になってきました。その前に、実はアオメエソ属自体の分類が混乱しています。大西洋産の種(Chlorophthalmus agasizii)と日本産のアオメエソが同種だ
なんていう研究者もいるくらいなんです。ちなみに、日本近海だけでも、まだ学名のついていないアオメエソ属が2種類もいます。
アオメエソ、マルアオメエソの問題の決着には世界産全種の分類学的な再検討が
必要だと思います。

2種の主な分類形質は、眼径の違いです。マルアオメエソの方がより小さいと言われています。他の計数形質はほとんど一緒です。
見たところ、確かにマルアオメエソの方が眼径が小さい気がします。

小名浜の土産物屋さんで、売っているアオメエソ類を見ると、明らかに目の
大きいものがいます。店のおじさんに聞いてみると小名浜で採れた物ではない
らしいのです。水産関係の方に聞くと、おそらく愛知産のもののようです。
しかし、統計的に違いがでるかどうかは測定してみないとわかりません。

小西さんがおっしゃるとおり、クラインの可能性もあるのかも知れません。
しかし、各地の標本を集めないとわかりません。これからの課題です。

銚子以北に分布するのがマルアオメエソ、以南がアオメエソといわれていますが、そんなにきっちり分かれるはずないですし、現在の分布情報は怪しいかもしれま
せん。

実は、マルアオメエソ、アオメエソ、ともに生態が全く分かっていません。
福島沖から鹿児島までの太平洋側で、成魚は大量に漁獲されているのに、
成熟卵を持った個体は1個体も見つかっていませんし、仔稚魚も謎のままです。

東京水産大の方がマルアオメエソの資源生態を研究されているのですが、
マルアオメエソは意外と回遊するらしいのです。マルアオメエソは常磐沖の
漁場に2月ごろ新規加入し、翌年の6月ぐらいになると、その年級群は常磐沖
から姿を消してしまうらしいのです。寿命は4年ぐらいじゃないかといわれ
ているので、死んでしまうわけではないようです。東水大の方も何処に
いるのかと困っていました。とにかく謎の多い魚です。

いわき市の小名浜にある水族館、アクアマリンふくしまでは、
このマルアオメエソを飼育しようとがんばっています。この水族館はサンマを
展示していることで有名です。
夏場に採集された個体が、12月初めまで生きていたらしいのですが、
僕が行ったときにはもう死んでしまっていて、残念ながら生きた
マルアオメエソをみることができませんでした。ほんと残念です。
飼育が可能になれば世界初です。

[4098] Re2:マルアオメエソ>アオメエソとの関係は… 
2002/12/30 (月) 11:40:03 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 詳しい解説、ありがとうございました。

 ほんとうに勉強になります。あれほど大量に漁獲される魚でも、謎に満ちているのですね。

                             英人

[4064] ドンコ 
2002/12/29 (日) 14:30:31 さとう
◆画像拡大
チゴダラです。
地元ではドンコと呼ばれています。鍋にすると美味しいそうです。
僕は残念ながら、食べる機会がありませんでした。

深場にいるので、胃が口からでてしまっています。
風船ガムみたいで面白いですよ。

[4082] ドンコ>チゴダラ>エゾイソアイナメとの関係 
2002/12/30 (月) 07:55:18 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 深場にいるのはチゴダラで問題ないのでしょうが、浅場にいるものはエゾイソアイナメかチゴダラか、どちらなんでしょう。

 ぼくは、浅場のものもチゴダラだと、ここでは扱っています。

■チゴダラ
http://fishing-forum.org/cgi-bin/zukan/zkanmei.cgi?sel_no=0&mas=000169

 ちょっと引用しておくと。

■チゴダラとエゾイソアイナメは、ちょっとややこしい。『日本産魚類検索 第二版』(中坊徹次編 2000年)で中坊は、Paulin(1989)によって、エゾイソアイナメはチゴダラのシノニム(新参同物異名=同じものに間違えて違う名前つけたやんかということ)にされたが、諸形質と生息場所の相違から考えて、別種と思われるので本書ではそのように扱ったと注記を入れ、両種の見分けを下のように書いた。
■チゴダラ @体は淡褐色 A眼は大きく、吻長の2/3より大きい B水深150〜650mに生息。
■エゾイソアイナメ @体は濃褐色 A眼はやや小さく、吻長の2/3 B水深数10m以浅に生息
■論文にはなっていないが北里大学の岡本誠らは、両種の形態を比較して同種としている(1997年日本魚類学会年会講演要旨)のを受けて、ぼくは『釣魚図鑑』(小西英人 2000年)で、同種と扱った。つまりエゾイソアイナメをシノニムと考えて消したのである。基本的には北に多い魚で、ぼくは、そうそう見たわけではないのだが、ぼくの見た限りでは、なかなか、びしっと分けられない。ぼくの師、中坊さんの意見を無視するのは心苦しいけど、ここでは暫定的に、エゾイソアイナメはチゴダラと同じと考える。

 なんて、ちょっと恐ろしい記載を書いているのですけど、これ、どうなんでしょうね。ぼくは、深海のチゴダラを見たことがないのです。簡単に言えば、眼が大きいという説と、眼が出ているから分からないだけだという説にわかれるようですね。

                        英人

[4091] Re:ドンコ>チゴダラ>エゾイソアイナメとの関係 
2002/12/30 (月) 10:03:55 さとう
▼ 小西英人さん

>  深場にいるのはチゴダラで問題ないのでしょうが、浅場にいるものはエゾイソアイナメかチゴダラか、どちらなんでしょう。

これも、諸説あるようですね。僕も見ただけでは区別できません。
深海性の魚は、目や内臓がでてきちゃいますから、眼径もどうなんでしょうね。

人だったらホラーですよね。魚で良かった。

[4065] ババガレイ 
2002/12/29 (日) 14:36:23 さとう
◆画像拡大
ババガレイです。地元では「なめた」とよばれています。
煮付けにして最高です。大きい物は高級魚だそうですよ。

煮付けを頂いてきました。身が厚くてぷりぷりでした。
おいしかったなぁ。

[4083] ババガレイ>いいですねえ 
2002/12/30 (月) 08:01:37 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 ほんとうに、美味しいらしいですね。

 また、筋肉質で、力が強く、よく引くので釣り味もいいそうです。

 日本海では釣れるので、関西でもいないことはないのですが、やはり珍しいですよね。

 日本記録は北海道で出ていて、全長70cmです。

 このババガレイと、ホシガレイは、カレイファンなら、いちどは釣ってみたい憧れのカレイです。

                          英人

[4092] Re:ババガレイ>いいですねえ 
2002/12/30 (月) 10:11:55 さとう
>  ほんとうに、美味しいらしいですね。
いつも標本ではおめにかかっていたのですが、初めて食べました。

地元の方は、小さいのは“ババガレイの味”がしないけど、大きいやつは
“ババガレイの味”がして美味しいといってました。

僕が食べたのは、“ババガレイの味”がしたのだろうか。
また行かなきゃ。



[4066] ヤナギダコ 
2002/12/29 (日) 14:38:24 さとう
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たこはよく分かりませんが、ヤナギダコだと思います。
かなり大きくて1m以上ありました。

[4084] ヤナギダコ>知りませんでした 
2002/12/30 (月) 08:08:44 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 ぼくは、北の海で、でかいタコがいれば、ミズダコしかいないと思いこんでいました。ヤナギダコというのもいたのですね。知りませんでした。ありがとうございます。

 ミズダコが世界最大のタコだから有名なのと、よく似ていて、分布も、ほぼ重なるようではありますね。

 こういうことがあるから、頭足類は厭やといって、【WEBさかな図鑑】からも外そうと思うのですが、釣り人は、美味しいから好きなのが多くて困ったもんです。

 しかし、頭足類は、ほんと、分類むずかしそうだな。わからん。

                            英人
ps
 ヤナギダコは眼の間に白色横帯があると書かれていますが、それ、見えました?


[4089] Re:ヤナギダコ>知りませんでした 
2002/12/30 (月) 09:45:03 さとう
▼ 小西英人さん

ごめんなさい、僕も全然分かりません。僕もはじめてみました。
ヤナギダコじゃないかも...
ただ、大きいのはヤナギダコだよってきいたので...怒られそうだ

> ヤナギダコは眼の間に白色横帯があると書かれていますが、それ、見えました?
ごめんなさい、そんな知識はなかったので、確認してません。
というか、魚の方に夢中だったので、頭足類まで気がまわりませんでした。

[4067] ほっき貝 
2002/12/29 (日) 14:44:50 さとう
◆画像拡大
四ツ倉漁港での写真です。
船一杯にほっき貝を積んで戻ってきていました。
積みきれなくで、船のともにはほっきがゴロゴロ転がっていました。
大きさは手の甲より2まわりぐらい小さいぐらいだったと思います。

お刺身で最高です。
南日本ではあまりなじみがないですよね。

[4121] Re:ほっき貝 
2002/12/31 (火) 07:25:33 しん
▼ さとうさん

はじめまして。いわきの「しん」といいます。

ほっき貝、美味しいですよね。焼き蛤みたいにしても美味しいです。
それから、これを餌にして根魚が釣れます。
釣りしながら、ほっきの刺身でビール飲んだりしてます。

何年かおきに、砂浜に大量にほっき貝が揚がることがあります。
たしか「寄りほっき」って言ったと思います。
バケツに何杯も捕れるそうです。

[4068] ほっき貝アップ 
2002/12/29 (日) 14:46:15 さとう
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ほっき貝です。

[4069] シマガツオ 
2002/12/29 (日) 14:53:06 さとう
◆画像拡大
シマガツオです。

地元では、エチオピアと呼ばれています。漁獲対象ではありません。
冬場は南方の海域へ回遊すると聞いていましたが、意外と数がとれていました。
今年は、黒潮が北上しているらしいので、その関係もあるのでしょうか。

食べたら美味しいそうですよ。

[4080] :シマガツオ>なぜエチオピアなのか… 
2002/12/30 (月) 07:22:45 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 シマガツオ情報ありがとうございます。

 魚の地方名や流通名で、由来の分からないものは多いのですが、この「えちおぴあ」に関しては、かの澁澤敬三が『日本魚名の研究』のなかの、ひとつのモデルとして、かなりしつこく追跡調査して、かなり詳しく論考しているので、ほぼ間違いなく突きとめられている珍しい例です。

 この話を、どこかに書いたのですが、いま、その原稿が見つかりません。ぼくが釣りサンデーに連載している『似たモン魚譜』の「シマガツオ vs ヒレジロマンザイウオ」に、ちらりと書いているので、それを転載しておきましょう。

■週刊釣りサンデー『似たモン魚譜』より

■魚名の中には、何に由来するのか、見当がつかないものもいる。シマガツオに「ぴあ」という「あだな」がついた経緯を、澁澤敬三が『日本魚名の研究』で論考している。
■シマガツオは関西では狙わないが関東では深場釣りのターゲット。シマガツオ科は日本産で10種いて世界の大洋に分布する。シマガツオは両眼間隔域が前方にかなり突出し尾鰭の後縁は白くない。ヒレジロマンザイウオは尾鰭の後縁が白い。釣るとすぐ黒くなる。
■シマガツオは、なかなか標準和名で通らず流通名の「えちおぴあ」とか「ぴあ」で通ることが多い。いまも標準和名にチカメエチオピアとツルギエチオピアが残る。澁澤によると昭和9年にエチオピア皇太子妃候補に黒田雅子さんが決定して日本がわいていた(後にイタリアの干渉で破談、その後、伊エ戦争はじまる)ころ、大磯で豊漁された色の黒い魚があり、神奈川県三崎の魚市場と東京魚河岸で連絡をしている間に東京の若衆がエチオピアといいだし略してピアにもなったという。黒いからエチオピアは失礼であろう。いまはコガネガレイになったが、これはロスケガレイとされていた時期もあった。 小西英人■

 という経緯らしい。色が黒いから、そのころ話題になっていた黒人国のエチオピアを連想して、それがあだ名になったようなのです。来年から、瀬能さんたちが中心になって魚類学会内に和名委員会が立ち上がるでしょうけど、この「エチオピア」系の名前も問題になるかもしれません。

 この伊エ戦争でイタリアは北アフリカを手に入れて、それを巻き返されないように、ムッソリーニはヒトラーに援軍を依頼し、ヒトラーは、気乗りはしないけど、ロンメルを北アフリカに送ったのです。これが「砂漠のキツネ」ロンメル伝説の始まりです。連戦連勝で、イギリスのモントゴメリーなど、あほに見えますが、地中海の補給線を切られて敗退、フランス上陸作戦阻止の責任者になるけどノルマンディーに上陸をゆるしてしまいます。のちヒトラー暗殺計画に連座したとして、毒を飲んで自殺したら国葬に、拒否したら銃殺と二者択一をせまられ服毒自殺をしています。

 ひやあ、大脱線。

 とにかく昭和初期に、エチオピアと日本で、こんな話があったのですね。東京オリンピックのマラソンでアベベが英雄になったとき、日本がエチオピアに暖かかったのも、こういう経緯があったせいかもしれません。それにしても黒いからというのはいけませんよね。

 「露助がれい」も、思わず笑ってしまいますが、「正露丸」も、もともとは「征露丸」であって、超超強大国、ツァーリの軍隊を相手に存続をかけて戦った、極東の弱小国としては、まじめに、そういう名前をつけて、がんばろうとしていたのでしょう。これ、標準和名ですから、学術論文にも「ろすけがれい」ってでてきます。このネタを書きたいから、コガネガレイの写真を撮したいのですが、まだ撮れていません。動機が不純なのがいけないのかしら。

                          英人

[4087] Re::シマガツオ>なぜエチオピアなのか… 
2002/12/30 (月) 08:35:07 さとう
▼ 小西英人さん

魚の標準和名でさえも問題ありそうなのは結構ありますよね。
メクラウナギ、イザリウオ等々...

東海大学出版会から出版されている青木淳一、奥谷喬司、松浦啓一編著、
「虫の名、貝の名、魚の名−和名にまつわる話題」(¥2800です)では、
この差別的和名問題についても書かれています。

このほかにも、標準和名とは何なのか、標準和名は誰が何処で命名するのか、
標準和名が変わるときとはどんなときかなど書かれています。

和名に興味がある方はどうでしょうか。
http://www.press.tokai.ac.jp/bookdetail.jsp?isbn_code=ISBN4-486-01592-4

[4070] ケムシカジカ 
2002/12/29 (日) 14:58:23 さとう
◆画像拡大
ケムシカジカです。

怖い顔ですが、本には食べると美味と書いてあります。
本当でしょうか。数はまとまってとれません。

地元では、「やまのかみ」、「たろ」、「おこぜ」とか呼ぶそうです。

[4085] ケムシカジカ>北海道では… 
2002/12/30 (月) 08:13:29 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 北海道では「とうべつかじか」と呼ぶことが多いです。

 鍋にいいと地元の人はいっていましたが、どうなんでしょうね。ほんと。

 怖い顔をしているのと、皮弁、びれびらがいっぱいあるのと、それと釣り上げると、水を飲んで、いつまででもふくらんで、水風船みたいになって、変な奴です。

 北海道のひと、どんな味か教えて!!       英人

[4093] Re:ケムシカジカ>北海道では… 
2002/12/30 (月) 10:16:24 さとう
▼ 小西英人さん

>  怖い顔をしているのと、皮弁、びれびらがいっぱいあるのと、それと釣り上げると、水を飲んで、いつまででもふくらんで、水風船みたいになって、変な奴です。
いわき市では、数が揚がらないし、形も小さいので、市場に放り出されています。
やっぱりお腹がふくらんでました。
みんなに踏まれてかわいそうなので、写真を撮ってあげました。

[4273] 画像>ケムシカジカ>参考に… 
2003/1/7 (火) 12:17:52 小西英人HomePage
◆画像拡大
ケムシカジカ■1998年6月19日、北海道・釧路沖

 ケムシカジカ科のケムシカジカの一連の画像を参考のためにあげておきます。

                             英人

[4274] 画像>ケムシカジカ>腹部から 
2003/1/7 (火) 12:19:39 小西英人HomePage
◆画像拡大
ケムシカジカ■1998年6月19日、北海道・釧路沖

 腹部から撮したものです。釣り上げると海水をのんで、ぱんぱんにしています。

                           英人

[4275] 画像>ケムシカジカ>頭部側面 
2003/1/7 (火) 12:20:47 小西英人HomePage
◆画像拡大
ケムシカジカ■1998年6月19日、北海道・釧路沖

 頭部側面からの怖そうな顔です。        英人

[4276] 画像>ケムシカジカ>頭部背面 
2003/1/7 (火) 12:22:02 小西英人HomePage
◆画像拡大
ケムシカジカ■1998年6月19日、北海道・釧路沖

 頭部背面からです。こういう魚は三面図ででも見なければ、なかなか写真では実像がつかみにくいですよね。

                         英人

[4071] ギス 
2002/12/29 (日) 15:27:47 さとう
◆画像拡大
ギスです。

細長い体です。
ウナギなどでおなじみのレプトケファルス(葉形幼生)という
仔魚期を経て成長します。

[4086] ギス>おもしろい魚ですね 
2002/12/30 (月) 08:28:29 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 ギスって、釣り人になじみはありませんが、面白い魚ですね。

 ソトイワシ科のギス亜科にされたり、ギス科で独立されたりしますが、『日本産魚類検索 第二版』ではギス科にしています。とにかくソトイワシ目の魚というのは、ソトイワシ、カライワシ、イセゴイなど、浅いところの表層にすむ魚が多いのですが、ギスだけは深いところにいます。

 また、ギス科魚類は全世界に2種しかいなくて、ギスは日本の固有種になります。学名は、ヒルゲンドルフがつけていて Pterothrissus gissu と「ぎす」になっています。フィッシュベースの名前も Japanese gissu となっています。

 2種しかいなくて、一方が日本固有なら、もう一方はどこにいると思いますか、みなさん?

 フィッシュベースによると、東大西洋のモーリタニアからナミビアにいるそうです。変な分布ですね。なにかあるんだろうなあ。

 学名は Pterothrissus belloci でフィッシュベースの名前は Longfin bonefish です。

 ソトイワシ目魚類としては、例外的に背鰭基底が長いので、「鰭の長い、そといわし」と呼ばれるのでしょう。

                           英人

[4090] Re:ギス>おもしろい魚ですね 
2002/12/30 (月) 09:53:27 さとう
▼ 小西英人さん

>  ギスって、釣り人になじみはありませんが、面白い魚ですね。
ほんと、変な魚です。レプトケファルスからあの立派な尾鰭がどう
形成されていくのか見てみたいです。

南日本でも底曳で時たま採れるのですが、福島ではたくさん採れているの
には驚きました。ところ変わればなんちゃらで、いろいろ勉強になります。

>  フィッシュベースによると、東大西洋のモーリタニアからナミビアにいる
>そうです。変な分布ですね。なにかあるんだろうなあ。

変な分布ですよね。たぶん何かある!

[4072] おしまい 
2002/12/29 (日) 15:33:56 さとう
◆画像拡大
何処でもそうですが、やはり後継者不足が問題だそうです。
小名浜では50、60は若者だっていってました。
難しい問題ですね。

四ツ倉漁港では、おいちゃんが寒風の中、
大きなヒラメを〆ていました。

[4073] Re:おしまい 
2002/12/29 (日) 16:36:58 小西英人HomePage
▼ さとうさん

 いろいろな写真のアップ、ありがとうございました。ぼくは早朝は釣りをしていますので、案外、魚市場をのぞいたことがないのです。楽しいでしょうね。

 来年からは、ちょっと魚市場をのそきに行くようなこともしようと思っています。

                          英人

[4094] Re2:おしまい 
2002/12/30 (月) 10:28:51 さとう
▼ 小西英人さん

>  いろいろな写真のアップ、ありがとうございました。ぼくは早朝は釣りをして>いますので、案外、魚市場をのぞいたことがないのです。楽しいでしょうね。
市場巡りはたのしいです。もっぱら、底曳船が水揚げする漁港ですけれど。
高知にいたころは、港で漁獲物をより分けしている船に乗せてもらって、
一緒により分けを手伝ったりしてました。というより、面白そうな魚を
見つけてたんですけどね。
たまに、手伝ったお礼に、大きなマゴチをもらったりして楽しくやってました。
ゴミやら何やらのなかから、意外と面白い魚が見つかるんですよ。

最近は、沖で漁獲物をより分けてしまうところが多くなってきたので、
ちょっと残念です。

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