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[24114] フサカサゴ科>アコウダイ>眼抜けについて 
▽ 2006/2/1 (水) 17:57:58 ▽ 小西英人 〔HomePage〕
▼ テル岡本さん

 関東の深海釣りマニアと話していて、眼抜け類を、きちんと把握していた人は、ぼくは、テル岡本さんが初めてでした。

 あれは美味しい、あれは美味しくないと、眼抜け類を断言しはる人は多いのですが、それでは種は何ですかと聞くと、赤いのは、みんな同じだという人が多いのです。というより、こだわりの魚の種名さえ知らずに、熱い議論をしているようですね。

 なぜ、そうなるのか?

 釣り雑誌や、マスコミが、きちんとした情報を流さないからです。

 ぼくから見ると、みんな適当なことをいっています。

 眼抜けは、有名な総称です。辞書にも載っています。広辞苑から引いてみましょう。

め‐ぬけ【目抜】
1カサゴ科の硬骨魚で深海生の赤色種の総称。全長四○〜六○センチメートル。眼が大きい。本州中部以北の寒海に分布する種が多い。サンコウメヌケ・バラメヌケ・コウジンメヌケ(オオサガ)など。
2アコウダイの別称。

 なんか、合っているような合っていないような釈然としない書き方ではありすが、まあ、こんなものでしょう。合っています。間違えている辞書もあります。

 釣り人が、きちんとアコウダイを認識していて、そのうちの一部をブランド名として定義するのならば、まだ、いいかもしれませんが、釣り人のほとんどが知らないうえに、ブランド名などと言いはじめると、「ブランド」が一人歩きをすると思います。

 眼抜けは、深海性の赤いフサカサゴ科の総称で、釣り上げると眼が抜けることが
多いからこう呼ぶ。釣りではアコウダイなどがポピュラーである。

 こういう考え方が無難かと思います。

 たとえば、ぼく、イズカサゴはイズカサゴとして好きな魚です。ところが、イズカサゴといって通じる釣り人は、ほとんどいません。「鬼かさご」ですよね。ところがオニカサゴという種もいる。

 ややこしいよなあと、東京の雑誌などを見ていると、そのうちに、「鬼かさご」は、イズカサゴ、フサカサゴ、コクチフサカサゴの総称であるなどと、「整理」されたりします。

 鬼かさごという名称にこだわり、あたかもブランド名のようにありがたがりながら、イズカサゴと、フサカサゴの見分けもできないということなのですか…と、驚いたりもします。

 そのうちに関西の雑誌でも「鬼かさご」という名がかっこいいから、こだわりたいなどと書き始めたりします。

 釣り雑誌やマスコミなどで、標準和名を、きちんと考えようとするところは、ほんとにないですね。

 種など、どうでもいいという状況の中で、種の一部にブランド名を考えたりするのは、ぼくは反対です。

 ブランドを作りたがる流通の世界でも、JAS法でなんとかしようという流れが、出てきていますし…。

                            英人