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アブラツノザメ
ツノザメ目  ツノザメ科
Squalus acanthias   Linnaeus,1758


データNO
006643
種名
アブラツノザメ   
Squalus acanthias   Linnaeus,1758
綱名 軟骨魚綱
Chondrichthyes
目名 ツノザメ目
Squaliformes
科名 ツノザメ科
Squalidae
属名 ツノザメ属
Squalus
食味・危険 食味レビュー
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分布 熱帯と極地付近を除く全世界に分布する。北半球と南半球の個体群間ではほとんど交流がない。
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特徴など ●特徴:
成熟サイズは雄で全長52〜100cm、雌で66〜120cm。最大で160〜200cmになる。出産された仔ザメは18〜33cm。全長範囲は地域よって様々である。ツノザメ科の中でも細長い体形をしており、体色は灰色でときに青みを帯び、腹部に向かって体色は明るくなる。体側には白色点が散在する。成魚では胸鰭後端は白く縁取られ、背鰭の先は黒ずむか、明色を呈する。頭は比較的細長く、吻端は尖る。胸鰭後端の凹みは浅い。第一背鰭は低く、その起点は通常胸鰭の遊離縁より後方にあるが、直上に位置することもある。第一背鰭棘は、他のツノザメ属の仲間に比べ、非常に短い。
●生息環境:
亜寒帯から温帯の大陸棚上(稀に大陸棚斜面)の表層から底(0〜600m、1446mまでの可能性あり)に生息するが、寒冷地では海洋表層付近(0〜200m)にいる。通常は大陸棚の底近くや外洋域表層に出現する。堆積物のたまる湾や入り江にしばしば現れるが、ここには大半の個体が繁殖のために訪れる。
●食性:
主に硬骨魚類や無脊椎動物を捕食するが、稀に他の軟骨魚類も食べる。自分よりも大型の生物を捕まえて、小さくかみちぎることもある。
●その他:
1)行動パターン
主に底生性だが、おそらくは外洋表層性でもあるようだ。単独行動もするが、小型の個体で群れることもあり、餌生物の豊富な場所では、捕食のために高密度の大きな群れをなす。体サイズや雌雄で別れて行動しており、雌雄混合の若魚、雄の成魚、大きめの未成熟の雌、雌の成魚(多くは妊娠している)というように集まっている。稀に成魚の混合集団が報告される。妊娠している雌は、ふつう浅い沿岸にきて出産するが、ある個体群は大陸棚の外側、斜面上の深い場所で出産を行う。泳ぎは緩慢だが、季節的な長距離回遊を温度変化に合わせて緯度・深度の両方で行う(適水温は7〜15℃)。別の個体群では一年中同じところに留まる。タグを使った調査による長距離移動の報告では、6500kmを移動して太平洋を渡ったものや、北西大西洋を少なくとも1600km移動した例がある。
2)年齢・繁殖
極めて長寿であり、成長・成熟年齢に達するのが遅い種である。卵胎生で、一腹の仔ザメの数は1〜32尾で、地域によって変化する。また、雌の体サイズが大きいほど、仔ザメの数が増えたり、体サイズが大きくなる。妊娠期間は18〜24カ月と地域で異なっており、雌や仔ザメの大きさが最大となる黒海では、例外的にわずか12カ月である。成熟年齢は10〜25年で寿命は70〜100年以上。
3)捕食者
大型のサメ類や硬骨魚類、海洋性哺乳類に捕食される。
4)利用
極めてよく研究されている種であり、かつては最も豊富で、水産上最も重要なサメであったと思われる。ヨーロッパでは食肉として価値が高く、ほかに肝油や鰭が利用されている。いくつかの地域では、遊漁の対象になっていたり、水族館で展示されたり、科学的な研究・教育に重要な存在にもなっている。
5)資源量
世界的に見て絶滅が危惧されている。その成長の遅さと寿命、一回の出産数の少なさから乱獲の影響を非常に受けやすい。ほとんどの水産業者で対策がとられておらず、現在いくつかの個体群は大きく減少傾向にあり、漁獲量は急勾配に落ちている。
6)人への危険
基本的に人畜無害な種であるが、わずかに毒のある背鰭の棘には注意が必要である。
全長
80cm
採集年月日
2005/05/01
都道府県
静岡県
場所
石花海
底質
岩礁
水深
80m
採集方法
ビシ釣り
餌など
オキアミ
投稿者
T2
コメント
煮付けでいただきました。
サメのアンモニア臭はほとんどなし。
肝が大きく脂が乗っていました。
頭の部分はゼラチン質でコラーゲンたっぷり。
軟骨もこりこりいただけました。



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