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[943] カガミダイ。 
2002/5/25 (土) 01:49:04 西潟正人
◆画像拡大
相模湾では、けっこうカガミダイが上がります。
マトウダイはフランス料理で有名になり、高価になりましたが、カガミダイは身が薄いためでしょうか、価格はいまだ低迷しています。
料理法は同じですが、マトウダイ科の特徴は三枚に下ろして皮を引くと、すでに3本のサクになることでしょうか。
マトウダイ科の料理は、肝(肝臓)が主役でしょうね。白身と肝をたたいて合えれば絶品です。ただし、健康な肝は薄いピンク色をしています。旨いとは、健康を食べることでもあるのです。
頭は大きく落として、塩焼きがいいですよ。私は、これが好きだなぁ!
マトウダイ科は、群れるのでしょうか。市場ではまとまって捕れることが多いです。カガミダイは、1キロ当たり¥500程度でした。

[944] カガミダイ>料理を知らなければいけませんね 
2002/5/25 (土) 06:19:49 小西英人
▼ 西潟正人さん

 カガミダイは深いところにいるから、相模湾は多いかなと思っていたのですが、そのようですね。

 頭部背縁がへこんで…、変なヤツですね。

 そうですか、肝が絶品ですか。塩焼きがいいのですか。わかりました。こんど機会があったら、そうやって食べてみます。

 マトウダイで、もうひとつ不思議なのは、オーストラリアやニュージーランドで、薄べったくて、口がびよーーーと伸びて、変な顔しているくせに、獰猛で、小魚を丸呑みにするのが釣れて、こんなの、日本じゃ釣れないよなと思っていたのです。

 ところが10年ほど前かな…から釣れ始め、いまでは、所によっては立派な対象魚になっています。

 なんなんでしょうね。

 マトウダイに限らず、昔は、そんな魚見たこともない…というのが、立派な対象魚になって、人気があることが多いようです。

 ■むかしは対象魚以外の魚を意識していなかったから、気がつかなかっただけ。

 ■釣り方精妙になり、また、さまざまな所を狙うようになったから。

 ■温暖化のせいで、黒潮の勢力が大きくなり、インド・太平洋系の魚の分布が拡がった。

 ■魚の情報が増えたから意識がたかまったため。

 これらの、どれが原因なのでしょうね。たぶん、これらが複合しているのではないかと思うのですが…。

 みなさんは、実感として魚種が増えたと思いませんか?

 温暖化でいえば、瀬戸内というのは、魚類相で言えばちょっとした日本海型、冷水性の魚が多かったのです。このごろは暖水性の魚が、ほんと増えています。

 オキザヨリが播磨灘でいたり、カライワシの幼魚がけっこうわいたり、愛媛の伊予中島では、ホシササノハベラが猛威をふるっています。伊予中島の釣行記は、下の『快投乱麻』にあります。この投げ釣りの後、魚の写真を撮りたくて船をだしてもらったのですが、とにかく、ホシササノハベラばかり、これでほんと釣りにならないと、危機感があるほど増えています。もともとササノハベラ類は愛媛でも黒潮の影響の強い豊後水道側には多かったのですが、瀬戸内側では、みんな、昔はいなかったといいます。

http://www.nifty.ne.jp/forum/ffish/hideto/ranma/23/23.htm

 魚が増えるは嬉しいですけど、不健康な増え方なら厭ですね。

                         英人


[945] Re:カガミダイ> 
2002/5/25 (土) 11:52:01 西潟正人
▼ 小西英人さん
「快投乱麻」楽しく読んでしまいました。釣り場にいるような臨場感、うまいなぁ。
温暖化もあると思いますが、やはり複合的なんでしょうね。ヘタな魚図鑑によく死滅回遊魚と断定してることがりますが、今は違うかも?が、私の考えです。
マトウダイ、カガミダイですが。
腹の中に、宝物が詰まってます。レンコ(キダイ)なら15センチ、アマダイなら20センチ級がそっくり入ってるんですよ。キロ¥500なら、もうけもんです。
ただし、未消化に限ります。

[947] 死滅回遊>いけませんよね 
2002/5/25 (土) 18:07:28 小西英人
▼ 西潟正人さん

 ほんと、なんとなく「死滅回遊」というと、ロマンチックな感じがするのか、なんでも、そういいたがることが多いですけど、いけません。

 釣り人が、相手をしているような魚は、けっこう遊泳力がありますので、死滅回遊ではなくて、泳ぎ戻っている可能性があります。ダイバーやアクアリストが好むような、小さくて遊泳力のないものが、秋に、ひらひらいてて、冬に姿を消すのはそうかもしれませんけど、迂闊に「死滅回遊魚」だと決めつけたらいけないのです。ほんと、下手な図鑑は、よく断定してはりますね。

 また、研究者にいわせると、「死滅回遊魚」というのは正確な表現ではなく「無効分散種」というべきだといいます。いつやら、この話をすると、そうやって分散したからこそ、分布域を拡げてきたのであって、これは無効というのは可愛そうである有効にしろと、からまれたことがありましたけど、もちろん、いま現在無効に分散していると意味です。
                          英人

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