|
ナンヨウミドリハゼ
|
スズキ目 ハゼ科
|
Eviota prasina (Klunzinger,1871 ) |
|
種名
|
ナンヨウミドリハゼ
Eviota prasina (Klunzinger,1871 )
|
綱名 |
条鰭綱
Actinopterygii |
目名 |
スズキ目
Perciformes |
科名 |
ハゼ科
Gobiidae |
属名 |
イソハゼ属
Eviota |
食味・危険 |
食味レビュー 投稿する
|
分布 |
●小笠原諸島、八丈島、伊豆半島、和歌山県〜琉球列島;インド・太平洋。 |
似たもの検索 |
似てる魚は? |
特徴など |
●特徴: 体長3 cmほど。尾柄部中央に1黒色斑があること、胸鰭基底の下方に黒色点がないこと、臀鰭起部から尾柄部後端の下部にかけて5黒色斑があることなどが特徴。体は全体的に半透明の緑色。雄の第1背鰭は伸長する。
●生息環境: 内湾のサンゴ礁域に生息。水深6 mよりも浅いガレ場の死サンゴ片の隙間でみることができる。潮間帯岩礁域のタイドプールにも多くみられる。
●その他: イソハゼ属の中で最もよく見ることのできる種の1つで、熱帯魚店でも売られている。繁殖期は夏で、オスは大型のタイドプールなどの堅い基質にあいた穴に基本的に巣穴を構えるが、体の大きさによって繁殖戦術が異なることが知られている。すなわち繁殖を行うオスには以下の3タイプがある:1)全長29〜33 mmと大型で巣穴を構えてメスを待つオス(ネストホルダー);2)全長25〜30 mmとやや小型で、巣穴から出て巣穴の近辺を通るメスに積極的に求愛を行うオス(トラッパー);3)ネストホルダーの巣穴の周囲に1〜5匹ほどの群れで集まってその巣穴に近づくメスに求愛するオス。繁殖の効率が最もいいのはやはり体の大きなネストホルダーのようだ。しかし小さいながらも子孫を残すことのできるトラッパーになることは代替戦術としては有効である。ネストホルダーとトラッパーのオスは3)のタイプのオスになることもあるが、求愛はあまりうまくいかないようで、このタイプのオスになることにどれだけの意義があるのかは不明。
|
参照 |
ミナミイソハゼ
|
|
|
|
Copyright(C). 1987-2008 All Right Reserved |
|
|