2007年10月13日

内藤大助VS亀田大毅

この日は友だちと新宿で飲んでいて、試合を見られなかったのだけど、かなりひどいものだったらしい。試合結果はワンサイドで内藤。大毅は例の亀田スタイルで、頭部のみをガードして前進、左フックを振り回すも当らず。内藤の変則的なリズムに翻弄され、ほとんどついていけない内容だったらしい。

そして何がきっかけか知らないけど、反則の応酬になり、内藤はスリップダウンの亀田にパンチ、亀田は双手刈り、ヘッドロック、太腿パンチ?に内藤の証言によるとサミングまであったという。サミングがほんとうなら永久追放ものの反則。プロレスのサミングとはわけがちがう。あれはほんとに失明しかねない。最終回、亀田は反則で3点の減点をもらう。3点の減点って、どんなのだろう。普通なら失格だろうと思うが。

二人ともそれなりに練習を積んできたはずで、見るべき点もあったろうと思うのだが、スポーツ紙を読むかぎりでは技術的な内容にはほとんど触れられておらず、反則のひどさの報道が中心。見てみたかったというか、見なくてよかったというか。このあおりで、25日の亀田興毅戦までキャンセルになったというから、よほど状況は悪いのだろう。

こうなってくると、亀田大毅と亀田一家は負け以上の負債を抱え込んでしまった、ということになる。もともと、対戦相手のレベルが低く、どの程度の実力なのかは未知数であったわけだけど、それでも世界戦に持ち込んだのだから、試合後にボクサーとしての資格まであやしくなるような形にもってきてしまうのは、単に若いとかガラが悪いとかではすまされない、協栄ジムそのものの失態ということになる。

何しろ試合を見ていないので、想像するしかない。前にラスベガスのノンタイトル戦で、互いにローブローの応酬の後、片方が悶絶というとんでもない試合が放映されたのを見たことがあるけど、あれもひどい試合だった。まさかあれ以上だったのかな。セルジオ越後じゃないけど、ちゃんとボクシングしなさい、というところ。

報道を見るかぎりでは亀田サイドは前途多難。ぼくも、いくらなんでも反則ボクサーに同情も共感もしない。力をつけて、亀田興毅のランダエタ第2戦のように、ちゃんとボクシングができることを証明しなくてはならないのだけど、その展開があるのかどうか。

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