明日はカウンセリング
明日は生まれて初めてカウンセリングというもの予約をとってあるので、行かねばの娘なのだ。
もともと、オクサンが「ADHDに関する本を読んだら、どうも自分はその傾向がありそうだから、行ってくる」と、何度かテストを受けに通い始め、ここが人気が高くて2か月、3か月待ちは当たり前で、こちらも最近、宮崎語でいうところの「のさん」状態が続いていたので、「予約を一回ゆずるから、行ってみたら」ということで、んじゃ頼むとなったわけだ。
ちなみにオクサンのADHDは、ほぼ問題ないということだったけど、こうやって、冷静に自分を分析して、保健室にでも行くように心療内科を受診できる行動力というか、判断力というか「次に進む力」というのは、わがヨメながらたいしたものだとは思う。
ある近所のオクサンは、「自分のオクサンがカウンセリングに行こうというくらい追いつめられているというのに、あなたのその平然とした態度は何なの」と、言ってきたけれど、人様の事情にわざわざ首を突っ込んできて、わざわざこんなオロカなことをいう女でなくてよかったと思う。平然としているのではなくて、尊敬しているのだ。人には誰しも問題が起こる。その問題に、臆することなく立ち向かえるヨメは、文句なくえらいのだ。
で、受診の前に次のメモをご用意ください。という紙をもらって見てみたら「受診されようと思った内容について」というのがある。この時点で、はたと困ってしまった。ぼくの場合、自営業者特有の稼業の不安定さが、もう20年も続いていて、それを自助努力でなんとか水平飛行してきているわけで、そのオリというか疲れのようなものは、きっとどこかにあるにちがいないとはいえるけれど、具体的に何がどうだと言われると、困ることは困る。
こと細かに、あれがどう、これがどうと並べてみても、せんないことだろうしなあ。それに、ヨメが心配してくれていた、直近に受けた心の傷は、その背景が理解できたことでもうすっかり癒えていて、なーんともない状態になっており、今やどうつーこともない。
それどころか、それを契機に新たな出会いが生まれ、それまでは考えつかなかったアイデアも生まれてきたので、「ニンゲン、苦労はするもんだなあ」と思ったりもしている。
ともあれ、なんだかよくわからないながらも、専門家を前にわが身を振り返るにはいい機会だろうとは思うので、行ってくるのである。
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