2008年1月29日

DVD>S&G 2003 LIVE

阪東妻三郎の『無法松の一生』を観ていたら、石吾さんから電話があった。

「こないだ話してたサイモン&ガーファンクルのDVDね」
「うん」
「買ったよ」
「観た?」
「観た」
「泣いたでしょ」
「泣いた」
「いいよねえ」
「いいねえ」
「涙ものってのはあるけどね」
「おいおい、泣いた」
「アレンジ、いいよね」
「いいねえ。MCもいい」
「誠実なライブ」
「あの年でね」
「エヴァリー・ブラザースも出てきて」
「ぼくらのヒーローを紹介しますって」
「WAKE UP LITTLE SUSIEね」
「ところで、あのギター、何なの」
「マーチンのOM42-PS。ポール・サイモンモデル」
「あのくらいギター弾けたら、楽しいよね。当たり前だけど」
「当たり前だけどね」
「変なラッパが出てきて。アルペンホルンみたいな、トロンボーンみたいな」
「あの親父よかったね。59番街橋の歌」
「そうそう」
「キャシーの歌」
「泣いた。アメリカはもちろんのこと」
「なんであの年で、あんなに誠実なライブがね」
「今度うちで」
「うん」
「プロジェクターで映して、JBL4345で鳴らすから来てよ」
「行く。ついでに」
「うん」
「観たことないやつ、連れてきて泣かせよう」
「泣くよねえ、あれは」

なんて、いつまでもきりがないのだった。

サイモン&ガーファンクルの「オールド・フレンズ・ライヴ・オン・ステージ」。

こないだ新宿で飲んだ時に、石吾さんに「今さらS&Gで泣くとは思わなかった」と紹介したDVD。おなじみの曲を二人がやるだけで、胸がいっぱいになるライブ。62歳になって、これほどまでに誠実でロマンティックなライブができるというのは、なんたることかと思う。これこそ音楽。S&Gのファンでよかったと思える作品。

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