船を塗ること
あららさんの紹介で、釣り船を譲っていただいた。古いヤマハの24フィート、ディーゼル船。携帯画像だから、いささかわかりにくいかもだけど、形といい構造といい、ほぼ漁船なのだ。
ディーゼルだから、でんでこ、でんでこ、でんでこ、でんでこといって走る。だから、船名を「でんでこ丸」としようと思ったのだが、「やはり常道として、船は女性の名が...」という意見もあり、常道に落ち着いた。
で、ずっと以前のオーナーが、もともと水色だったデッキを緑色に塗ろうとして、途中で挫折したことがありありとわかる様子だったので、とりあえずデッキを塗り替えることにして、本日、あららさんと宮崎大学の泉君の協力を得て、朝からせっせと塗装したわけである。
何日も前から、塗料および塗装方法について、ネットで調べたり、複数の人々の意見を聞いたりして勉強したところ、デッキ塗装はアクリル系、ウレタン系、およびゲルコートのうちのどれかでやる、ということがわかった。
船底塗装の情報はたくさんあるのだが、デッキとか上部構造物の塗装、しかも和船となると、案外、ネットには情報がないのだった。
で、先週、船溜まりでうろうろしていたら、声をかけてくれた方があり、その方に船専門のFRP屋さんを紹介してもらい、そこのアドバイスで、もっとも手軽な一液製のアクリル系塗料でいくことに決めた。あいにく、水色の塗料が切れていたので、店で調合してもらったら、ちょうどいい塩梅の水色ができた。
手順としては、まずデッキをきれいに掃除する。次いで、40番の耐水ペーパーを全面にかける。研ぎ粉が出るので雑巾で水拭きをして、適当に乾いたら、ペイントを少しシンナーで薄めて、もうどんどん塗っていく。ガンネル回りと、蓋類は白に、あとは水色にどんどん塗る。
どんどん。どんどん。どんどん。塗って、途中でカレーを食べに出かけて、また、どんどん。どんどん。どんどん、塗る。
昼前から始めて、夕暮れ頃にすべての作業を完了。船は、見違えるようにきれいになった。それがまあ、自分らで苦労したせいもあろうけれど、ほんとに、うっとりするくらいきれいになったわけである。半日、船にいたせいか、まだ体が揺れている。
あららさん、泉君、どうもお疲れさまでした。ぼくらの釣り船として、WEB魚図鑑の調査船として、活用していきましょう。
とりあえず、アオハンネズミゴチのサンプル集めから、かな。
コメント
いよいよ船長ですね!おめでとうございます(^_^)v
かつて「こんぱす」という会議室がありましたが、あの頃を思い出しました。
安全釣行で楽しんでくださいませ~
Posted by ひろすけ at 2009年5月10日 10:20
ひろすけさん
いや、それが船長ではないのですよ。免許ないし(^_^;)。当座、あらら船長とJUN一等水兵ということでまいります。
釣りは生活の句読点みたいなもので、句読点ばかりの人生というのはないので、まあ、たまに行ければいいかなと思っているのですが、船だとあちこち出かける楽しみもあるので、少し海に出る機会が増えるかな、と思っております。
Posted by JUN at 2009年5月10日 12:46
JUNさん
船のオーナーになられたんですね(^^;
船の名前が女性の名前に落ち着いたそうですが・・・・。
肝心の名前が分かりません(^^;
伊豆半島では奥さんの名前を付けるそうです。
別口さんの名前を付けたりしたら大変なことになります(^^;
私としげさんは6月1日から6日まで九州の人になります。
都合が合えばその間1日ぐらいはお船を拝見できるかもしれません。
楽しみにしております(^^;
Posted by CHAP at 2009年5月10日 18:00
CHAPさん
船名変更がまだなのですが、登録名は「富美丸」に内定しております。ロゴを作る時は、FUMIMARU かな。
こちらも、漁師はオクサンの名をつけることが多いのですが、なんだか私物みたいで(私物といえば私物だけど(^_^;))、当初は別のにしようかなと、思っていました。
「WEB魚図鑑 Research Vessel FUMIMARU」というステッカーを作る予定。WEB魚図鑑第一号の調査船であります。
Posted by JUN at 2009年5月10日 19:10
ヤマハですか? ヤンマーじゃないですか?
男らしい船ですね。手釣りが似合うと思います。かっこいい!
Posted by しん at 2009年5月11日 22:23
しんさん
ヤンマーのようですが、ヤマハなのです。イグニッションキーを回すと、ピーッと警告音のような音がして、次いで「ぐわらん、ぐわらん、ぐわらん、ぐわらん」と、ディーゼルエンジンが回り始めます。
大多数の船外機船は、その大多数が4サイクルエンジンを積み、実に滑るがごとくに、静かに出ていくのですが、こいつはいやでも人々の耳目を集めてしまう、前時代的音響でもって動き始めるわけです。
手釣りは考えてなかったけど、水深8メートルの大アジポイントなどあるそうなので、のべ竿に棒ウキでやってやろうかと考えております。
Posted by JUN at 2009年5月12日 00:59
船縁が低くて、ノズリを結べば本当に手釣りには持って来いの船ですね。
宮崎でタテ釣り(手釣りテンヤの鯛釣り)やってみたいです!
錦江湾の鯛釣りは有名ですけど、JUNさんお住まいの近場では鯛釣りポイントは無いのでしょうか?
Posted by と~る at 2009年5月12日 09:01
と~るさん
うーん、宮崎のマダイってどうなんだろ。超大物の話は聞きませんが、5~6キロくらいなら…。サビキでアジを釣っていて、ついでに釣れてくるというイメージなのですが、中には狙っている人もいるのかもしれません。流星号さんに聞いてみますね。
Posted by JUN at 2009年5月12日 10:21
と~るさん
流星号さんからのマダイ情報です。宮崎市周辺だと沖合い10海里ほどがポイントになるそうです。年中釣れないことはないけど、ベストは10月~11月で1日釣って3~4尾。その中に90センチオーバーが混じることもあるけど、大体3~4キロくらいが多い。とのことでした。
船が係留してある日向・門川周辺のポイントは、今のところわかりませんでした。
Posted by JUN at 2009年5月12日 23:40
うひょ!
90センチオーバーが混じるなんて凄いですね。宮崎の方はどんな仕掛け・餌でやるんでしょうか?
タテ釣りが通用するかなぁ・・・
Posted by と~る at 2009年5月18日 07:22
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